中核をなすフランス近代絵画は、18~19世紀後半にかけて、ロシア帝政期の王侯貴族や産業革命で財をなした大富豪らによって収集された。
当時の先進国フランスへの憧れと自国文化の発展を願うロシアの人々の情熱が実現したコレクションは、17世紀のプッサンから20世紀のピカソやマティスまで、本国フランスも羨む名品が揃う。
東日本大震災の影響で2年越しの開催となった本展には、ルノワール最高の肖像画と評される「ジャンヌ・サマリーの肖像」など選りすぐりの66点が来日。
ロシアが憧れ、愛したフランス絵画栄光の300年を堪能してほしい。
【会期】2013年7月6日(土)~2013年9月16日(月・祝)
【会場】横浜美術館(神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1)
☎03-5777-8600 ※アクセス
【休館】木曜、ただし8月1日・15日開館
【開館】10:00~18:00(8月、9月の金曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
【料金】一般1500円 大学生・高校生 1200円 中学生600円
【巡回】9月28日(土)~12月8日(日)神戸市立博物館
【関連リンク】横浜美術館
「新美術新聞」2013年7月1日号(第1316号)4面より