「21世紀空間思考」とは、東日本大震災という未曾有の国難に直面し、未来の街や都市空間には人々の心を癒し、勇気づける芸術作品が必要だと考え、結集したユニット。所属団体や具象・抽象の枠を超え、屋外作品にも挑戦を続ける彫刻家たちの競作展である。
第2回となる本展では、「素材は時代と空間である」をスローガンとして掲げ、ブロンズ・石・鉄・テラコッタ・木・樹脂など様々な素材により空間を創造してきた立体造形のエキスパートたちの作品を一堂に集め、公共的なスペースを意識した作品だけでなく、私的な空間を演出する小さな作品も充実している。
出品予定作家は加藤豊、伊藤正人、石黒光二、大槻孝之、吉田利雄、鈴木典生、西村祐一、染矢義之、矢野真、清水啓一郎、青木邦眞の11名。この機会に彫刻の世界の新たな魅力を堪能したい。
【会期】 2013年7月24日(水)~8月5日(月)
【会場】 日本橋三越本店本館6階アートスクエア
(東京都中央区日本橋室町1-4-1)☎03-3241-3311
【休廊】 無休
【開廊時間】 10:00~19:00 (最終日のみ17:00閉場)
【料金】 無料
【関連リンク】 三越の美術|日本橋三越本店
「新美術新聞」2013年7月21日号(第1318号)4面より