ライフワークとしてテネシーの風景を描いている北野治男(1946年生まれ、日展理事)の素描展が開催されている。北野とテネシーとの出会いは二十数年前になる。美しい風景に惹かれ何度も訪ねているうちに友人が出来、さらにそのつながりが作画へと駆り立てた。「人と人が、自然と人がともに生きている、そんな気配を感じてほしい」という画家の言葉に、画業の真髄がみえる。
今展には、日展で会員賞や内閣総理大臣賞を受賞した本画の素描を含む約30点が展示されている。
【会期】 2013年8月2日(金)~9月29日(日)
【会場】 京都府立堂本印象美術館(京都市北区平野上柳町26-3)☎075-463-0007
【休館】 月曜、祝日のときは翌日
【開館時間】 9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般500円 高大生400円 小中生200円
【関連リンク】 京都府立堂本印象美術館
「新美術新聞」2013年8月21日号(第1320号)4面より