国立代々木競技場や、広島ピースセンター、東京都庁舎など、戦後日本を象徴する大規模プロジェクトを数多く手がけた丹下健三(1913~2005)。生誕100周年の今年、過去最大規模の展覧会を中心に、シンポジウムや建築ツアーからその全体像を紹介する企画が開かれている。
瀬戸内は丹下にとって故郷であり、香川県庁舎や香川県立体育館など、手がけた建築が数多くのこる土地である。今展では、初公開を含む図面、資料、写真約400点に、新作11点含む約20点の模型、同時代を生きたイサム・ノグチ、猪熊弦一郎、剣持勇などの活動も紹介される。また、ホンマタカシ撮影による丹下建築の現在も、大きな見どころとなるだろう。
シンポジウムの中核は、8月17日(土)香川県庁ホールと、同18日(日)アルファあなぶきホール(香川県県民ホール)。9月には今治での開催も予定する。詳細は同展公式サイトを参照のこと。
【会期】 2013年7月20日(土)~9月23日(月・祝)
【会場】 香川県立ミュージアム(香川県高松市玉藻町5-5)☎087―822―0002
【休館】 9月2日(月)、9日(月)、17日(火)
【開館時間】 9:00~20:00(9/1まで)、9:00~17:00(9/3~23、ただし金曜のみ19:30まで)、入館はともに閉館30分前まで
【料金】 一般1000円(瀬戸内国際芸術祭3シーズン・夏シーズンパスポート提示で500円) 高校生以下無料
【関連リンク】 香川県立ミュージアム
「新美術新聞」2013年8月21日号(第1320号)4面より