【長野】 木下五郎 彫鍛金展 SILVA MATER ―森は母―

2013年09月11日 19:15 カテゴリ:日展

 

「相即」2011年 第43回日展出品作品

「相即」2011年 第43回日展出品作品

信州の自然に魅せられ、1968年より長野県駒ケ根市にアトリエを構える彫鍛金作家・木下五郎(1945年東京生まれ、日展評議員)。昨年、木下の作品「夢現幻」が伊那市に寄贈されたことを記念し、信州高遠美術館にて個展が開催される。

 

木下の作品は、銅版を打ち出す「鍛金」と、タガネから細部を掘り出す「彫金」よりつくられる。繊細でありながら大胆な造形とともに、その色彩も大きな魅力。金属自体の色に緑青の深みある色。金箔や銀箔が、さらなる奥行きをもたらす。

 

84年に日本現代工芸美術展に初入選し、以後毎年出品。日展には88年に初入選し、2004年に会員となっている。今展では日展特選など歴代の受賞作から、県展や伊那美術展などで発表されたものまで36点の出品を予定。木下の作品世界に触れてほしい。

 

「幽玄」2012年 第44回日展出品作品

「幽玄」2012年 第44回日展出品作品

【会期】 2013年9月8日(日)~10月14日(月)

【会場】 信州高遠美術館(長野県伊那市高遠町東高遠400)☎0265―94―3666

【休館】 火曜

【開館時間】 9:00~17:00(入館は閉館30分前まで)

【料金】 一般500円 小中学生150円

【関連リンク】 信州高遠美術館

 

作家によるギャラリートーク

【日時】 2013年9月19日(木) 10:00~

【料金】 要入館料

 

「新美術新聞」2013年9月11日号(第1322号)4面より

 


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