今年の春、静岡県の浜松市美術館と公益財団法人平野美術館で同時開催された大規模個展「柳澤紀子展―転生の渚 」が記憶に新しい画家・柳澤紀子。鮮やかな色彩に未来への希望を託しつつも、現代社会にひそむ危機を鋭く暴き出した作品は、国内はもとより、海外でも高い評価を受ける。
今展は、70年代から発表を続ける養清堂画廊の開廊60周年を記念して開催されるもの。新作を中心とした銅版画約20点と日本画の顔料を主に使用したミクストメディアによる大作2点を展示する。ますます深まりゆく柳澤の表現世界を堪能してほしい。会期中、11月8日(土)15:00よりアーティストトークを予定。
【会期】 2013年11月5日(火)~11月16日(土)
【会場】 養清堂画廊(東京都中央区銀座5-5-15)☎03-3571-1312
【休廊】 日曜
【開廊時間】 11:00~19:00
【料金】 無料
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「新美術新聞」2013年11月1日号(第1327号)4面より