古事記編纂1300年、また2013年に約60年ぶりとなる出雲大社大遷宮を迎えるにあたり、出雲の古社、関わりの深い古寺の宝物や出雲の重要遺跡からの出土品を紹介する大規模展が開催される。
『古事記』にて「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」とスサノヲが詠んだ土地・出雲。その神話の中で、出雲は非常に重要な位置を占めると言われている。
今展では、『古事記』とは何か、神話はどのように成立してきたのかを、日本各地の神話にまつわる作品から読み解き、出雲の成り立ちについて『出雲国風土記』の最古の写本を展示し、歴史的背景を探る。出雲の考古学最大の発見とされる大量の青銅器も、島根県外ではかつてない約80点という大規模な公開となる。
展示内容は京都国立博物館と島根県立古代出雲歴史博物館の共同調査をもとに、数多くの新発見、初公開作とともに構成。出雲大社をはじめ島根県の文化財から「神々の国、出雲」を紹介し、その歴史を展望する。
【会期】2012年7月28日(土)~9月9日(日)
【会場】京都国立博物館(京都市東山区茶屋町527)
☎075-525-2473(テレホンサービス) 【休館】月曜
【開館時間】 9・30~18:00(金曜のみ20:00まで、入館は閉館30分前まで)
【料金】一般1300円 大学・高校生900円 中学・小学生400円
【関連展】 特別展「出雲―聖地の至宝―」10月10日(水)~11月25日(日) 東京国立博物館 本館特別5・4室
【関連リンク】 「大出雲展」公式サイト
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