1936年、二科会を脱退した有島生馬、石井柏亭、木下孝則、木下義謙、小山敬三、硲伊之助、安井曾太郎、山下新太郎の8名によって創立された美術団体「一水会」。“西洋絵画の伝統である写実の本道を守り、安易な会場芸術を非とし、技術を重んじ高雅なる芸術をめざす”という精神のもと、時流にとらわれない堅実で品位のある絵画表現を追求。日本を代表する美術団体のひとつとして、今日に至るまで多くの優れた作家を輩出してきた。
今展では、近代洋画に一時代を築いた安井曾太郎や、その絵画造形を継承した小山敬三、画人・文人として大きな足跡を残した有島生馬など創立会員に、次世代の一水会を盛り立てた田崎廣助、髙田誠、浮田克躬、小松崎邦雄らの作品を一堂に展示。豊かな情緒と格調に優れた作品で新春を飾る。
【会期】 2014年1月8日(水)~28日(火)
【会場】 日動画廊(東京都中央区東日本橋5-3-16)
☎03―3571―2553
【休廊】 日曜
【開廊時間】 平日10:00〜19:00 土曜・日曜・祝日11:00〜18:00
【料金】 無料
【関連リンク】 日動画廊
「新美術新聞」2014年1月1・11日合併号(第1332号)4面より