1950年、京都市立美術専門学校を前身として設立した京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)。そこでは染織分野に稲垣稔次郎、小合友之助らの教師陣を迎え、戦後日本の染織美術を担う優れた染織作家が多数輩出された
今展は2回に分かれており、1950年から1969年の間、京都市立美術大学染織専攻で学んだ染色作家を選び、その作品を展観する。
第1回目は草創期の同大学で稲垣、小合に学び、その後日展や在野で活躍する麻田脩二、澁谷和子、志村光広、中井貞次、中野光雄、西嶋武司の6人を紹介。今なお染色美術の第一線で活動しているそれぞれの初期を含む作品を展示し、その変遷をたどることで同大学染織専攻が染色工芸界で果たしてきた意味を考える。
【会期】1月10日(金)~2月16日(日)
【会場】染・清流館 (京都市中京区室町通錦小路上ル山伏山町550-1明倫ビル6階) ☎075-255-5301
【休館】月曜、祝日のとき翌日
【開館時間】 10:00~17:00
【料金】 一般300円 大学生・高校生200円 中学生以下無料
【関連リンク】 染・清流館
「新美術新聞」2014年2月1日号(第1334号)1面より