【福岡】 東京・ソウル・台北・長春 ―官展にみる近代美術

2014年02月24日 18:45 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

 

チャン・ウソン(張偶聖)「画室」 1943年 210.5×167.5cm リウム三星美術館蔵

20世紀前半の日本、韓国(旧朝鮮)、台湾、中国東北部(旧満州)で開かれた官設の公募美術展(官展)を通し、美術の近代化を紹介する。

 

1907年東京で始まる文展の制度が各地に導入され、1922年ソウル(旧京城)で朝鮮美術展、1927年台北で台湾美術展、1938年長春(旧新京)で満州国美術展が始まった(1943年から1944年まで)。これら官展を94作家130点で振り返る。陳澄波、劉榮楓、金仁承など各地の作品には独自の美意識が窺えて興味深い。会期中、作品の一部展示替えがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

【会期】 2014年2月13日(木)~3月18日(火)

【会場】 福岡アジア美術家企画ギャラリーA・B・C (福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階)☎092―263-1100

【休館】 水曜日

【開館時間】 10:00~18:00(入室は17:30まで)

【料金】 一般1,000円 高大生800円 中学生以下無料

【巡回】 5月14日(水)~6月8日(日):府中市美術館/6月14日(土)~7月21日(月・祝):兵庫県立美術館

 

【関連リンク】 福岡アジア美術館

 

「新美術新聞」2014年2月11日号(第1335号)4面より

 


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