【銀座】 有司男+乃り子:篠原展

2014年03月06日 18:35 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

篠原有司男「バミューダ・ファンタジー」 1995年 244.3×367.5cm アクリル、キャンバス

 

昨年公開されたドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー』(監督:ザッカリー・ヘインザーリング)が、2014年度米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされるなど、前衛芸術家・篠原有司男(1932年東京都生まれ)と妻・乃り子(1953年富山県生まれ)の活動に大きな注目が集まっている。

 

篠原有司男は、1960年、吉村益信や赤瀬川原平らと「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成。「ボクシング・ペインティグ」など反芸術のアクションアートを展開し、前衛芸術の旗手として脚光を浴びる。1969年にはロックフェラー三世基金の奨学金を得て渡米。ニューヨークで出会い結婚した乃り子とともに、同地を拠点として精力的な活動を続けてきた。

 

篠原乃り子「ホワイトボックス」 2013年 30.2×43×8.2cm 油彩、木箱

今展では、半世紀に渡って「前衛の道」を体現し続ける篠原有司男の多彩な作品と、映画の重要な要素にもなっている篠原乃り子の自叙伝的作品「キューティー・シリーズ」を展示する。

 

愛憎入り混じる感情をぶつけ合いながらも、アーティストとして共通の信念を持ち合う2人。芸術に人生を捧げた夫婦の確固たる想いを、その作品から感じ取って欲しい。

 

3月7日(金)にレセプションパーティーを開催。

 

 

【会期】 2月22日(土)~3月29日(土)

【会場】 東京画廊+BTAP(東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階) ☎03-3241-3311

【休廊】 日曜・月曜、祝日

【開廊時間】 火曜~金曜:11:00~19:00 土曜:11:00~17:00

【料金】 無料

 

【関連リンク】 東京画廊+BTAP

 

「新美術新聞」2014年3月1日号(第1337号)8面より

 


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