【日本橋】酒井信義展

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【日本橋】酒井信義展

2014年03月26日 15:31　カテゴリ:最新の展覧会情報

奏でる色―七彩―

「アトリエの一隅」　162.1×97.0cm　油彩･キャンバス

記憶の中に限りなく広がる視覚的イメージを、透明感ある柔らかで繊細な色彩と線描で表し、独自の世界を魅せる洋画家・酒井信義。抽象と具象の狭間でリアリティーある形象を浮かび上がらせながら画面を構成、滲み出る淡い色彩とともに穏やかな親和性を醸し出す。

今展では「七彩」（七色の彩り）をテーマに、風景や静物を中心に四季、花などをモチーフに新作を発表。100号2点、80号2点の大作から、60号、50号、30号、20号、4号の小品約10点までの20余点を出品する。

酒井は、1944年神奈川県鎌倉生まれ。67年東京藝術大学美術学部絵画科油画卒業、大橋賞受賞。68年新制作協会展出品（～73年。71年新作家賞受賞）。69年同大大学院修了、同大助手（70〜72年）。70年初個展（みゆき画廊）。89年前田寛治大賞展出品。90〜99年滞仏。91年両洋の眼展出品（～09年）、国際現代美術大賞展出品（モナコ国立美術館）。93年ＩＭＡ「絵画の今」展出品(95、97年)。2001年日本大学藝術学部教授（～06年）。10年回顧展「酒井信義の世界展―紡ぎ出す色彩とフォルム」（諏訪市美術館）開催。これまで個展を主に、グループ展など精力的に発表を続け、絵本・童話、小説（渡辺淳一・鈴木秀子、品川路子、辻井喬）の挿絵を数多く手掛けてきた。

抽象、具象、色と形を追い求め、遙かな旅路を歩む画家の現在を見つめてみたい。