無駄な色彩、要素を削ぎ落とし、濃淡や絵肌の起伏によって表現された写実作品で独自の世界を展開、注目を集める洋画家・山本雄三(1964年鳥取県生まれ、独立美術協会会員、女子美術大学短期大学部准教授)。卓抜した素描力をもとに、対象の奥深い本質を捉えるその画面は、観る者を惹きつけてやまない。
今展では、昨年の第81回独立展出品作「優しくなれない」や「瞳を閉じて」など、妖しい美しさを湛える女性図をはじめ、愛くるしい幼子の像、花など約20点を展示する。
【会期】 2014年4月2日(水)~8日(火)
【会場】 日本橋三越本店本館 6階美術特選画廊 (東京都中央区日本橋室町1-4-1)
☎03―3241-3311
【休廊】 会期中無休
【開廊時間】 10:00~19:00(最終日のみ16:00まで)
【料金】 無料
「新美術新聞」2014年4月1日号(第1340号)4面より