【竹橋】 現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展―ヤゲオ財団コレクションより― <招待券プレゼント>

2014年05月16日 17:00 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

 「アート、開きました。」

 

世界トップクラスとされる、台湾のヤゲオ財団(※1)の現代美術コレクションが財団の全面的な協力の下、東京国立近代美術館で展覧される。

 

マーク・クイン《ミニチュアのヴィーナス》 2008年 ヤゲオ財団蔵 ©Marc Quinn

 

今回出展されるのはヤゲオ財団が持つコレクション(※2)の中から常玉(サンユウ)、フランシス・ベーコン、ザオ・ウーキー、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、杉本博司、ジェフ・クーンズ、蔡國強、ロン・ミュエク、ピーター・ドイグ、マーク・クイン(以上生年順)など、世界的に著名な40作家、75作品。

 

杉本博司《最後の晩餐》 1999年 ヤゲオ財団蔵 ©Hiroshi Sugimoto/Courtesy of Gallery Koyanagi

 

美術史的、また経済的観点からも「世界の宝」と呼べる作品が並ぶ今展では、ただ名作を見るのではなく、コレクターの気分を味わえるような新しい仕掛けの「ゲーム」も用意され、作品の「価値」とは何かを考える場を提供する。いま表現すべきことをこれまでのアートの歴史を踏まえつつ、未来においても色あせることの無いかたちで表現しようとするアーティストたち、その魅力である「現代美術のハードコア」を「ミューズ」、「崇高」、「記憶」、「新しい美」などのキーワードを使いながら10章に分けて展示する。

 

※1:ヤゲオ財団

台湾資本の大手パッシブ電子部品メーカー、ヤゲオ・コーポレーションのCEOを務めるピエール・チェン、その家族、およびヤゲオ・コーポレーションからの寄付金によって創立された非営利の組織。

 

※2:ヤゲオ財団コレクション

海外美術専門誌で近年世界トップ10にランクインするコレクション。西洋の近現代美術と中国の近現代美術の2軸からなり、洋の東西を併せ持つのが特徴。財団が所有する作品の一部はテートなど世界的な美術館に寄託されている。

 

(左)ゲルハルト・リヒター《叔母マリアンネ》 1965年 ヤゲオ財団蔵 ©Gerhard Richter,2014
(右)トーマス・シュトゥルート《トカマク装置(Asdex Upgrade)の内部2、マックス・プランク・プラズマ物理研究所、ガーヒンク》 2009年 ヤゲオ財団蔵 ©Thomas Struth

 

(左)ティエブ・メータ《無題(リキシャに乗った女性)》 1991年 ヤゲオ財団蔵 ©The Estate of Tyeb Mehta
(右)ロン・ミュエク《若者》 2009年 ヤゲオ財団蔵 ©Ron Mueck Photo:Alex Delfanne

 

【会期】 6月20日(金)~8月24日(日)

【会場】 東京国立近代美術館 (東京都千代田区北の丸公園3-1) ☎03-5777-8600(ハローダイヤル)

【休館】 月曜、7月22日(火)、ただし7月21日(月)は開館

【開館時間】 10:00~17:00(金曜は20:00まで、入館はいずれも閉館30分前まで)

【料金】 一般1200円 大学生500円 高校生以下および18歳未満無料

【巡回】

名古屋市美術館 9月6日(土)~10月26日(日)

広島市現代美術館 12月20日(土)~2015年3月8日(日)

京都国立近代美術館 2015年3月31日(火)~5月31日(日)

【関連リンク】 東京国立近代美術館

 

〈招待券プレゼント〉

同展の招待券を、5組10名様にプレゼントいたします。メールのタイトルに「コア展 招待券プレゼント」とご記入の上、①郵便番号②住所③氏名④年齢⑤職業⑥当サイトへのご意見 を以下のメールアドレスまでお送りください。

present@art-news.co.jp

締切 6月15日(日)必着

 


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