鎌倉時代末期、兼好法師(生没年未詳)によって書かれた「徒然草」は「枕草子」、「方丈記」とともに日本三大随筆に数えられる。その本格的な享受は慶長年間に始まったとされ、江戸時代になると研究、鑑賞、創作への応用など様々な分野で多様な展開をした。
またその課程では「徒然絵」とも呼ぶべき絵画作品も出現。今展では海北友雪(1598~1677)筆「徒然草絵巻」二十巻を初公開し、「徒然草」の名場面を辿るとともに兼好の人物像にも迫る。※会期中展示替えあり
【会期】 6月11日(水)~7月21日(月・祝)
【会場】 サントリー美術館 (東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウンガレリア3階) ☎03-3479-8600
【休館】 火曜
【開館時間】 10:00~18:00 (金・土および7月20日(日)は20:00まで、入館はそれぞれ閉館30分前まで)
【料金】 一般1300円 大学生・高校生1000円 中学生以下無料
【関連リンク】 サントリー美術館
「新美術新聞」2014年6月11日号(第1346号)4面より