20歳頃に習作を始めた時から、一貫して詩を書き続けた武者小路実篤(1885~1976)。生涯で二千編を超える詩を書き、また詩集も多く、現在も文庫本の刊行が続く。詩の中には小説の主人公の作品として書かれたり、評論や日記の一部が詩になっているものもあるなどその形式は多様だ。
感じたことが率直かつ分かりやすい言葉で綴られている詩と普遍的な内容で深い意味を読み取る事が出来るような書や画の画賛には今尚共感する人々が多い。今展では詩と言葉、書画を通して常に前向きであった実篤の思いに向き合うことができる。
【会期】 6月14日(土)~7月13日(日)
【会場】 調布市武者小路実篤記念館(東京都調布市若葉町1-8-30 ) ☎03-3326-0648
【休館】 月曜
【開館時間】 9:00~17:00
【料金】 一般200円 小・中学生100円
【関連リンク】 調布市武者小路実篤記念館
「新美術新聞」2014年6月11日号(第1346号)4面より