国宝「古今和歌集序」(伝源俊頼筆 平安時代・12世紀 大倉集古館蔵)を文化庁の文化財保存事業による3年に亘る修復後に初公開。雲母刷り等で植物や人物など様々な文様が刷り出された唐紙33枚を繋ぎあわせた料紙に、流麗な草仮名が見事に揮毫されている。古筆を代表する名宝に数えられる本作を中心に、東京国立博物館所蔵の国宝「元暦校本万葉集巻十二(高松宮本)」や重要文化財「和漢朗詠集巻下(益田本)」など、王朝人の心を伝える和歌の魅力と書の美が披露される。併せて古写経、江戸の唐洋・和洋を展観し、日本の書の世界を紹介している。
【会期】 2012年8月4日(土)~9月30日(日)
【会場】 大倉集古館(東京都港区虎ノ門2-10-3 ホテルオークラ東京本館正面玄関横)
☎03-3583-0781
【休館】 8月27日、9月3日・10日・24日 【開館時間】 10:00~16:30(入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般800円 大学・高校生・65歳以上500円 中学生以下無料
【関連リンク】 大倉集古館 公式ホームページ
特別ギャラリートーク
9月8日(土)14:00~
【講師】 島谷弘幸氏(東京国立博物館副館長)
【会場】 同館展示室
※要予約、要展覧会入場券