古来、連続する渦巻文、唐草文様あるいは印仏・摺仏、千体仏の造形には、視覚的に心地よくリズミカルな美しさがあり、生命力や再生の意味を持つとされ、そこには篤い信仰心が込められている。
今展では「連続する文様」として主に東アジアの工芸作品、「反復する図像」として千体仏や仏教版画を展示する。連続文様や反復された図像が本来持つ意味に想いを馳せながら、連続・反復によるデザイン性と装飾的な美しさを楽しもうとする企画。
【会期】 7月4日(金)~8月17日(日)
【会場】 大和文華館(奈良県奈良市学園南1-11-6) ☎0742-45-0544
【休館】 月曜、ただし7月21日(祝)は開館、翌22日(火)休館
【開館時間】 10:00~17:00(入館は16:00まで)
【料金】 一般620円
【関連リンク】 大和文華館
「新美術新聞」2014年7月1日号(第1348号)4面より