没後5年 ―求道と鎮魂の絵画―
仏教東漸やシルクロード、国内外の文化遺産などにテーマを求め、壮大なスケールで俯瞰した画家・平山郁夫(1930~2009)。
画家という枠にとどまらず、歴史家の視点をも併せ持つ平山の絵画世界は、簡潔な表現構図の中に清澄にして精神性高い情感を湛え、没後5年になる今も多くのファンを引き付ける。
自らの被爆体験を絵画化した傑作「広島生変図」はじめ、初期から晩年にいたる代表作、素描など約100点により平山芸術の高みを紹介する。
【会期】 7月19日(土)~8月31日(日)
【会場】 長崎県美術館 企画展示室 (長崎県長崎市出島町2-1) ☎095-833-2110
【休館】 7月28日(月)、8月25日(月)
【開館時間】 10:00~20:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般1100円 大学生・70歳以上900円 高校生700円 中学生以下無料
【関連リンク】 長崎県美術館
「新美術新聞」2014年7月21日号(1350号)4面より