海に囲まれ、山河の自然に恵まれた日本。本展は「水の音」に焦点を当て、川、海、滝、雨の主題に沿って厳選した所蔵作品を通して、近世から現代までの巨匠・俊英画家たちの試みを振り返る。
突然の夕立に遭い道を急ぐ歌川広重(初代)の浮世絵、渦巻き躍動する水を捉えた奥村土牛の名作「鳴門」、そして水飛沫をあげ勢いよく流れ落ちる迫力を現代感覚で造形化した千住博・滝シリーズなど50余点を展示、日本人が水に向けてきた眼差しや想いが伺える展覧会だ。
【会期】 7月19日(土)~9月15日(月・祝)
【会場】 山種美術館(東京都渋谷区広尾3-12-36) TEL 03-5777-8600
【開館時間】 10:00~17:00 (入館は閉館30分前まで)
【休館】 月曜、ただし9月15日は開館
【料金】 一般1000円 大高生800円 中学生以下無料
【関連リンク】 山種美術館
「新美術新聞」2014年8月21日号(第1352号)4面より