日本に抽象美術の幾何学的表現がもたらされたのはロシアの作家の来日(1920年代)と村山知義のベルリン滞在(1922~23)がきっかけと言われている。その後30年代には斎藤義重がロシア構成主義やダダの影響下で制作を始め、70年代以降の「もの派」の作品の変遷にも影響を与えた。
今展では、ロシア・アヴァンギャルドの代表的なアーティストであるウラジミール・タトリンの再制作「レリーフ絵画」をはじめ、斎藤義重、高松次郎、菅木志雄の作品を展示し、日本の現代美術における幾何学的表現の系譜を検証する。
【会期】8月30日(土)~10月4日(土)
【会場】東京画廊+BTAP (東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階) TEL 03-3571-1808
【開廊時間】11:00~19:00 (土曜は17:00まで)
【休廊】日・月曜・祝日
【料金】無料
【関連リンク】東京画廊+BTAP
■シンポジウム「モダンとコンテンポラリー―1970年代を巡って」
【日時】9月20日(土) 15:00~17:00
【会場】紙パルプ会館 (東京都中央区銀座3-9-11)
【スピーカー】鷲見和紀郎(アーティスト)、高木修(アーティスト)、平野到(埼玉県立近代美術館主任学芸員)
【モデレーター】松本透(東京国立近代美術館副館長)
【予約方法】件名に「9/20シンポジウム予約」と記載の上、氏名、電話番号、住所、メールアドレスを記入し info@tokyo-gallery.com またはFAX 03-3571-7689まで申込み。
※参加費無料
「新美術新聞」2014年9月1日号(第1353号)4面より