日本の水性絵具による伝統木版は和紙とともに成熟を重ね独自な形で発展を遂げた。その柔らかくユニークな木版は日本のみならず世界を魅了し、現在も世界的に木版画制作者が増加している。
今展ではその状況に呼応するように、アーティストの視点から材料や技法に焦点を置き、歴史的学術的陳列から解放することで「なぜ、ユニーク」で「どうして面白いのか」を検証し、木版の持つ魅力に迫る。「Great Japanese Nude」、「木版源氏物語」、「東京藝術大学コレクション」、「大未来予想図絵」など7つのテーマで構成。
【会期】8月30日(土)~9月14日(日)
【会場】東京藝術大学大学美術館 (東京都台東区上野野公園12-8) TEL 03-5777-8600
【開館時間】10:00~17:00 (入館は閉館30分前まで)
【休館】9月1日(月)
【料金】無料
【関連リンク】東京藝術大学大学美術館
「新美術新聞」2014年9月1日号(第1353号)4面より