「枕木」や鉄、ワックスなど物質感の強い素材によって特定の場所を緊密な空間へと造りかえるインスタレーションで日本の現代美術における重要な役割を果たしてきた高山登(1944年東京都生まれ)によるドローイング作品展が開催されている。高山は1960年代から作品発表を行い、「もの派」の作家の一人として国内のギャラリー・美術館にとどまらず、ヴェネチア・ビエンナーレ(95年)や光州ビエンナーレ(2000年)などに参加。その数は300以上となる。
今展では1981年に制作された作品を中心に10点を展示。インスタレーションの裏側にある高山の思考、「記憶の表出」を窺い知ることができる機会となっている。
【会期】9月1日(月)~19日(金)
【会場】横田茂ギャラリー (東京都港区海岸1-14-24 鈴江第3倉庫4階) TEL 03-5472-0370
【開廊時間】11:00~18:00
【休廊】土・日曜・祝日
【料金】無料
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