「芸術と自然」をテーマに現代美術作家による滞在制作や展覧会、ワークショップなどを開催してきた美濃加茂市民ミュージアムが地元・岐阜出身の作家、大巻伸嗣(1971年生まれ、東京藝術大学美術学部彫刻科准教授)を紹介する。
これまで様々な素材を用い、ダイナミックな空間芸術を制作し続けてきた大巻。国内の美術館やギャラリーでの個展、グループ展を重ねるほか、韓国やシンガポールなど海外でも精力的に活動。岐阜県内でもシャボン玉によるパフォーマンス≪Memorial Rebirth≫を幾度も開催しており、2013年には母校の各務原西高等学校で滞在制作に取り組んだ。
今展では5月から8月の間にミュージアムに滞在し、一般の参加者とともに「世界」を創り上げるアートプロジェクトを実施。参加者はそれぞれに役割を持ち、水や風といった自然の作用、人間や生物、建築物などを舞台上に繰り返し描き続ける。制作期間中、人の手により作られた様々な物象は消滅と再生を繰り返す。現実よりも早いスピードで自然、人間、文明社会が変容する様は人が想像する未来をも映すものとなる。
【会期】9月14日(日)~10月26日(日)
【会場】みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム(岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1) TEL 0574-28-1110
【休館】月曜、祝日のとき翌日
【開館時間】9:00~17:00
【料金】無料
【関連リンク】 みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム
■アートな1日講座 大巻伸嗣アーティストトーク
【日時】9月14日(日) 13:30~14:30
【会場】みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム 企画展示室・美術工芸展示室
【参加費】無料