西洋絵画の構図やモチーフを引用した独特の作品で知られる若手アーティスト・橋爪彩(1980年東京都生まれ)の大型個展がポーラ ミュージアム アネックスにて開催される。橋爪は2006年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。06年から10年にかけて渡欧、文化庁芸術家在外研修員、ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツに滞在、吉野石膏美術振興財団在外研修員としてパリに滞在した。13年には絹谷幸二賞を受賞するなど精力的な活動を続けている。
橋爪の作品には柔らかなたたずまいと、そこにひそむ滑らかな身体の曲線や繊細な指先、物憂いしぐさを併せ持つ女性像が描き出される。25歳で渡欧し、異邦人として暮らした眼差しと、帰国後に東京の街で感じた異邦人の眼差し。その両方の視点を持った今、洋の東西を絵具に混ぜて、画布にアイデンティティーを根づかせている。
今展では新たな取り組みとして、コスメブランド ポーラ『RED B.A(レッド ビー・エー)』とのタイアップを実施。『RED B.A』のイメージに呼応した新作「RED SESSION」では艶やかな赤の画面から息をのむような官能が薫る。
【会期】9月27日(土)~10月19日(日)
【会場】ポーラ ミュージアム アネックス(東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階)
TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)
【開場】11:00~20:00(入場は閉館30分前まで)
【休廊】会期中無休
【料金】無料
【関連リンク】ポーラ ミュージアム アネックス