千葉正也《タートルズ・ライフ #3》2013年

1995年の開館から来年で20周年を迎える東京都現代美術館。その節目を記念する「MOTコレクション特別企画」の第2弾が開催される。今展では現代美術の歴史的重要作品から、若手作家による最新動向までが一堂に会するMOTコレクションの特徴を生かし、世代や領域、手法などの異なる作家同士を組み合わせて展示を構成。異なる文脈を持つ表現同士が、多元的な出会いの空間を作り出す。

油彩画や日本画、彫刻などの伝統的分野から現代アートまで幅広いジャンルを誇る同コレクション。今展では日本画や建築関係の作品などこれまであまり紹介されることのなかった作品を展示。また展示室ごとに世代や活動領域、手法の異なる作家同士の組み合わせも楽しめる。さらに近年若手作家の作品を積極的に収集してきている同館ならではの初公開を含む新収蔵作品も展覧。千葉正也(1980年生まれ)、加藤泉(1969年生まれ)、冨井大裕(1973年生まれ)、関根直子(1977年生まれ)、福田尚代(1967年生まれ)といった作家を特別出品や新作を含めて紹介する。

(左)関根直子《一つのこと》2001年
(右)東山魁夷《森のささやき》1963年

展示予定作家

アンソニー・カロ《シー・チェンジ》1970年
撮影：安齊重男

アンディ・ウォーホル×ジェイムズ・ローゼンクイスト×会田誠

アンソニー・カロ×安齊重男

河原温×塩見允枝子×宮島達男

イヴ・クライン×ウォルター・ニーダーマイヤー×妹島和世+西沢立衛/SANAA

戸谷成雄×関根直子

浜田知明×加藤泉

東山魁夷×中ハシ克シゲ×三瀬夏之介

サム・フランシス×石田尚志

ジュゼッペ・ペノーネ×福田尚代

デイヴィッド・ホックニー×千葉正也

村上三郎×田中敦子×藤本由紀夫

吉田博×横尾忠則

若林奮×榎倉康二

【会期】9月27日(土)～2015年1月4日(日)

【会場】東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1) TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)

【休館】月曜ただし祝日の場合は翌平日、年末年始(12月28日～2015年1月1日)

【開館】10：00～18：00(入場は閉館30分前まで)

【料金】一般500円　大学・専門学校生400円　65歳以上・高校生250円　中学生以下無料

【同時開催】ミシェル・ゴンドリーの世界一周

                  東京アートミーティング(第5回)新たな系譜学をもとめて‐ 跳躍／痕跡／身体

【関連リンク】東京都現代美術館

■関連プログラム　MOT美術館講座「カロ展を語る―カロをめぐる写真と美術館」

【対談】安齊重男(アート・ドキュメンタリスト)、齊藤泰嘉(筑波大学教授)

【日時】10月25日(土)　15：00～17：00(開場14：30)

【会場】東京都現代美術館地下2階　講堂

【定員】先着200名

【料金】無料　※ただしMOTコレクションのチケットが必要