プラモデル・ボックスアート第一人者の画業を振り返る
プラモデル・ボックスアートの第一人者であり、「戦車画」の最高峰として国内外に高く評価されている絵師・髙荷義之(1935年群馬県生まれ)。その60年に及ぶ画業を振り返る初の本格的な展覧会が弥生美術館で開催される。
髙荷は1954年に挿絵画家を目指して上京、小松崎茂の門下となった。同年11月に独立、翌3月には小学館『中学生の友』で挿絵画家としてデビューを果たす。60年代中期以降からは髙荷の真骨頂ともいえるプラモデルのボックスアート(箱絵)で活躍。イマイ、タミヤ、ニチモ、フジミ、童友社といった多くの模型メーカーのプラモデル・ボックスアートを手掛けてきた。
また80~90年代には「戦闘メカ ザブングル」、「超時空要塞マクロス」、「機動戦士ガンダム」などのイメージイラストやプラモデル、PCゲームの箱絵を担当。ミリタリーファンのもならず、アニメファンをも魅了している。
今展では原画を中心とした約350の作品・資料によってその画業を一望。圧倒的な存在感と重厚感、そして繊細な筆のタッチに注目したい。
【会期】10月3日(金)~12月25日(木)
【会場】弥生美術館(東京都文京区弥生2-4-3) TEL 03-3812-0012
【休館】月曜、ただし祝日のとき翌平日
【開館】10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】一般900円 大学・高校生800円 中・小学生400円
【関連リンク】弥生美術館
■ギャラリートーク&サイン会
【日時】11月9日(日)14:00~(サイン会は15:00~)
※事前申込み不要。要展覧会チケット。当日10:00より受付で整理券配布。