國府が描いた機械と自然と人の新しい関係を見る
2014年4月に急逝したアーティスト・國府理。その追悼展が北加賀屋みんなのうえんで開催される。國府は1970年京都府生まれ。94年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。近未来的な乗り物やロボットをモチーフに、自ら機械を加工し制作、発表してきた。近年では人工物と自然が共存する作品の制作に意欲的に取り組んでいた。
今回会場となるみんなのうえんでは、昨年10月に作品『Parabolic Farm』を恒久的に設置。直径4mのパラボラアンテナの器に土を入れた作品は、現在では多種多様な植物が栽培される空中農園として多くの人々に愛されている。
今展は國府への追悼の想いを届けることと、作物が育ち続ける生きた作品である『Parabolic Farm』を多くの人々に見てもらうため開催が決定したもの。同園は「Parabolic Farmや関連ドローイング、國府さんの原点とも言えるラフスケッチの展示を通して、國府が描いた、機械と自然と人の新しい関係を感じていただければと思います」としている。
【会期】10月19日(日)~11月16日(日)
【会場】北加賀屋みんなのうえん第2農園(大阪市住之江区北加賀屋5-2-29) TEL 06-6654-8830
【休館】月曜~木曜
【開館】11:00~19:00 ※11月2日(日)は14:00~19:00)
【料金】無料
【関連リンク】北加賀屋みんなのうえん
■國府理追悼、クローバーの種蒔き
※会期中常時開催、事前申し込み不要、参加費無料
■「みんなカーゴ」ワークショップ
國府、北加賀屋に拠点を置く市民工房「FABLAB Kitakagaya」、北加賀屋みんなのうえんの三者で共同開発した農作業椅子、「みんなカーゴ」の制作ワークショップを開催。
【日時】10月19日(日) クリエイティブセンター大阪、11月15日(土) 北加賀屋みんなのうえん第2農園
【料金】2000円
※各回定員10名、先着順
※それぞれの開催日10日前までに、問合せ先まで氏名を連絡のこと