日本画の「今」を伝える
創業80年を越える老舗美術商・夏目美術店で、毎年恒例の日本画グループ展「風靡の会」(ふうびのかい)が開催される。1995年に第1回が開催され、牛尾武、千住博、手塚雄二、福王寺一彦、宮廻正明らが出品、後に西野陽一、小田野尚之らが出品してきた同展。第20回の節目を迎える今展では以下12名の作家達が研鑚の成果を発表する。
出品作家
梅原幸雄、清水由朗、高橋天山、手塚雄二、中堀慎治、西田俊英、西野陽一、宮北千織、宮廻正明、村上裕二、森田りえ子、吉村誠司(敬称略・50音順)
靖雅堂 夏目美術店・夏目洋史氏に聞く「風靡の会」
「『風靡の会』の由来である「一世を風靡」する作家を模索して早20年が経ちます。出品作家は皆人気作家として現在の日本画壇を牽引しており、嬉しい限りです。現在の日本画壇は一昔前に比べるとかなり様変わりしています。いわゆる大家と呼ばれていた作家が亡くなり、これからは20代・30代の若い作家達の力が今後の日本画界を左右すると思います。今後もそういった若い作家達の応援を含め、様々な企画を催していきたいと思います。」
夏目洋史…1977年東京都生まれ。2002年独協大学外国語学部中退。(株)ギャラリーぐんじでの修行を経て、2007年(株)靖雅堂 夏目美術店入社。現在同社取締役。
第20回 風靡の会
【会期】11月13日(木)~20日(木)
【会場】靖雅堂 夏目美術店(東京都千代田区九段南4-8-28) TEL 03-3264-6606
【休廊】日曜
【開廊】10:30~17:30
【料金】無料
【関連リンク】靖雅堂 夏目美術店