日本美術院の再興からまもなく1世紀を迎える今、その足跡を紹介した展覧会が福岡で開かれる。
岡倉天心(1863~1913)が日本美術院を創設したのは1898(明治31)年。天心のもとには横山大観、下村観山、菱田春草らが集い、ともに日本画の近代化を目指した。その後、天心の死を機に再興が企図され、1914(大正2)年、大観を中心に日本美術院は再興された。
今展では、横山大観、今村紫紅、速水御舟など明治・大正期の作品から、戦後の平山郁夫らの作品まで約70点を展示。日本画の名品を通じて、日本美術院の歴史や精神を伝える。
【会期】 8月21日(火)~9月23日(日)
【会場】 福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1-6)
☎092-714-6051
【休館】月曜、祝日のとき翌日
【開館時間】 8月 9:30~19:30/9月 9:30~17:30
(入館は閉館30分前まで、日曜のみ17:30閉館)
【料金】 一般1300円 高大生800円 小中生500円 回数券2回券2000円
【関連リンク】 福岡市美術館
関連イベント
①記念講演会「日本美術院の精神」
8月21日(火) 14:00~15:30
【講師】 松尾敏男(日本美術院同人、理事長)
【会場】 同館 講堂
【申込】 福岡市美術館へ電話で申込 ☎092-714-6051
②関連セミナー「巨匠と名作-その理由をひもとく」
8月26日(日) 14:00~15:30
【講師】 山本香瑞子(静岡市美術館学芸員)
【会場】 同館 教養講座室
【申込】 福岡市美術館へ電話で申込 ☎092-714-6051
③記念講演会「名作でたどる日本美術院の歴史」
9月1日(土) 14:00~15:30
【講師】 古田亮(東京藝術大学大学美術館准教授)
【会場】 同館 講堂
【申込】 往復はがき「往信用裏面」に郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、人数(1人か2人)、電話番号、講演会名、「返信用表面」に郵便番号、住所、氏名を明記の上、下記まで送付のこと。8月27日(月)必着。
〒810-0051
福岡市中央区大濠公園1-6
福岡市美術館 宛
「新美術新聞」2012年8月21日号(第1288号)4面より