確かな筆致より丹念に描いた動物の作品で知られ、全国の髙島屋を巡回した本年の個展「生命の樹」も大きな話題となった日本画家・絹谷香菜子(1985年東京都生まれ)。新生堂では3年ぶり2回目となる個展が開催される。
多摩美術大学を卒業後、東京藝術大学大学院の博士後期課程を満期退学。その間にロンドン留学も経て、清新にしてメッセージ性豊かな作品を生み出してきた。
今展のテーマは「旅立ち」。たてがみを奮い立たせるライオンや越冬する雌雄の鶴など、気高く力強く生きる動物たちの新作が披露される。
【会期】 11月12日(水)~28日(金)
【会場】 新生堂(東京都港区南青山5-4-30)Tel 03―3498―8383
【休廊】 日曜、祝日
【開廊】 11:00~18:00(最終日のみ17:00まで)
【料金】 無料
【関連リンク】 新生堂
「新美術新聞」2014年11月11日号(第1360号)4面より