チームラボの全てを結集
デジタル領域を中心に独創的な事業を展開するウルトラテクノロジスト集団チームラボが、これまで発表してきたアートと遊園地を一度に体験できる世界初の大展覧会「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」を日本科学未来館で開催する。世界各地の美術展などで話題となり、この夏にはニューヨークのペースギャラリーでも高い評価を得た「デジタルアート」と、全国各地で子どもたちを楽しませ、発展を続ける「学ぶ!未来の遊園地」プロジェクトの作品が、一堂に集結。これまでにない規模で展示される。アートと遊園地の新旧作品を、体系的に紹介する今展は、チームラボの魅力と全貌に触れる、またとない機会。
会場には、代表するアート作品、遊園地作品それぞれに新作を含む合計15点が、想像を超えるスケールやサイズで展示。「踊る!アート展では伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」や「樹花鳥獣図屏風」をチーフにした高さ約5メートル、幅約20メートルの巨大作品《Nirvana》をはじめ、花をモチーフにしたインタラクティブな新作《花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久に – Tokyo》などが展示。古来から日本人が持つ美意識や空間認識をデジタルによって表現した作品が並ぶ。(※3月7日からは「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」の代わりに新作「浮遊する庭園(work in progress)」が展示)
今展を構成するもう一つの核、「学ぶ!未来の遊園地」は「最新のデジタルテクノロジーを使い、子どもたちが同じ空間で、自由に体を動かし、互いに影響を与え、共同で創造していく「共創」の体験を楽しんで欲しい。そして、共同で創造していくことをとても楽しめる人間になってもらいたい」という願いから誕生したもの。平面に描いた乗り物や建物が立体的な3Dとなってスクリーン上に現れる《3Dお絵かきタウン》や叩くと色が変わったり音が鳴ったりする《光のボールでオーケストラ》など、子供が持つ無限の創造性を引き出すような作品が用意されている。またチームラボ代表の猪子寿之氏は「『学ぶ!未来の遊園地』は、大人だけでも、楽しんでほしいのです。なぜなら、大人もまた、共同的で創造的な体験を楽しんでほしいからです。たまには、創造性にあふれるデタラメな子どもたちに紛れながら。そして、もともと、『学ぶ!未来の遊園地』は、子ども用ではなくて、僕らが僕らにとっておもしろいと思うものを創っていたものなのですから」とメッセージを送っている。
【会期】2014年11月29日(土)~2015年3月1日(日) ※後期として2015年3月7日(土)~5月10日(日)の期間で会期延長
【会場】日本科学未来館(東京都江東区青海2−3−6)
【休館】火曜(ただし12月23日、1月6日は開館)、12月28日(日)~1月1日(木)
【開館】10:00~17:00 ※後期開催中の土・日は19:00まで
【料金】一般1,800円 小学生~18歳1,200円 3歳~小学生未満900円
【関連リンク】日本科学未来館
※3月12日追記
■スペシャルトーク「村上隆×猪子寿之 ―2人がみつめるアートの未来」
【日時】2015年4月11日(土) 17:00~18:00
【会場】日本科学未来館 7階イノベーションホール
【定員】170名
【料金】無料
【申込】公式サイトの申込フォームより申込みのこと。先着順。
【締切】4月10日(金) ※定員に達し次第募集を締切り