【東京オペラシティ アートギャラリー】スイスデザイン展

2014年12月24日 09:19 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

スイスのデザイン文化を一堂に紹介

 

ル・コルビュジエ 《ル・コルビュジエ・センター》1967竣工 ©FLC

 

2014年の日本・スイス国交樹立150周年にあわせ、デザインの国スイスの全貌を紹介する、日本で初めての試みが東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。

 

今展では両国の交流の始まりを導入として、近代デザインの草創期から、その開花を迎える20世紀半ば、そして多様な価値観とアイデアの展開する現在まで、スイスから世界に向けて発信された様々なデザインが紹介される。

 

スイスのデザイン文化の豊かさを如実に語るのは鉄道や航空など「観光」におけるデザイン、そして時計や靴、家具やファブリックなど多様な領域におよぶ各ブランドの取り組み、その歴史と背景、思想とコンセプトだ。今展ではバリー、ビクトリノックス、USM モジュラーファニチャー、クリスチャン・フィッシュバッハ、シグ、ネフ、フライターグ、スウォッチというスイスを代表する世界的な8ブランドのプロダクトを紹介。

 

またスイスのラ・ショード・フォンに生まれた近代建築の巨匠 ル・コルビュジエ(1887~1965)と、バウハウスに学んでモダンデザインに大きな足跡を残したマックス・ビル(1908~1994)の2人の仕事は、スイスデザインの合理性と普遍性を考える手がかりだ。加えて今展はスイスで最も権威のあるスイスデザインアワードの近年の受賞者たちの先端的な作品によって、私たちの生活とデザインの未来を感じさせてくれる展覧会ともなっている。

 

《「バリー160周年記念カタログ」表紙》 バリー、2011

《「バリー160周年記念カタログ」表紙》 バリー、2011

 

(左)《オフィサーナイフ》 ビクトリノックス、1897 (右)《スイスエンブレムレッド》 シグ、(オリジナル制作1957) ©株式会社スター商事

(左)《オフィサーナイフ》 ビクトリノックス、1897
(右)《スイスエンブレムレッド》 シグ、(オリジナル制作1957) ©株式会社スター商事

 

《スイス連邦鉄道とモンディーンの鉄道時計》

 

(左)《WHITE LOOP》 スウォッチ、2014
(右)マックス・ビル 《ウルム・スツール》 1989(オリジナル制作1954)、武蔵野美術大学 美術館・図書館蔵

 

《ECCO》(部分)テキスタイル原画、 クリスチャン・フィッシュバッハ、2012

クルト・ネフ《ネフスピール》 ネフ(オリジナル制作1958)

クルト・ネフ《ネフスピール》 ネフ(オリジナル制作1958)

【会期】2015年1月17日(土)~3月29日(日)

【会場】東京オペラシティ アートギャラリー(東京都新宿区西新宿3-20-2) TEL 03-5777-8600

【休館】月曜、2月8日(日)(全館休館日)

【開館】11:00~19:00(金・土曜は20:00まで、最終入場はいずれも閉館30分前まで)

【料金】一般1,200円 大学・高校生1,000円 中学生以下無料

【関連リンク】東京オペラシティ アートギャラリー

 


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