「塩」のインスタレーション現る
塩を使ったインスタレーション作品を制作し、日本のみならず海外でも注目を集めている山本基の個展「原点回帰」がポーラ ミュージアム アネックスで開催される。
古来より私たちにとって無くてはならない身近なものでありながら、穢れをはらう、清めるなど、神性を帯びたものでもありつづけている塩。私たちは海をのぞむ時、やすらぎや癒しと同時に人知の及ばない力に想いを馳せる。今展出展作である「たゆたう庭」は、白く透明感ある結晶が寄せる波のようであり、時には銀河や渦潮を思い起こさせる。作品は展示後、海に還され、形には残らない。だからこそ、ここで見た自然の様相や生命の軌跡は記憶の中にとどまる。
世界で唯一無二、塩の芸術を創り出す山本の「原点」に注目したい。
【会期】2015年1月30日(金)~3月1日(日)
【会場】ポーラ ミュージアム アネックス(東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階) TEL 03-5777-8600
【休館】無休
【開館】11:00~20:00(最終日3月1日は18:00まで、入場は閉館30分前まで)
【料金】無料
【関連リンク】ポーラ ミュージアム アネックス
■「たゆたう庭」公開制作
山本基による「たゆたう庭」の公開制作。
【日時】1月30日(金)、31日(土) 11:00~19:00(作業中に休憩時間あり)
【会場】ポーラ ミュージアム アネックス
■「海に還るプロジェクト」
最終日の来場者の手で作品を壊し、その塩を集めて、後日それぞれの手で海に還す。参加希望者は当日会場まで。(先着100名を予定)
【日時】3月1日(日) 17:00~
【会場】ポーラ ミュージアム アネックス