タイポグラフィの第一人者・浅葉克己
さまざまな事物や人物に対する並々ならぬ好奇心と、一度決めたら文字通りとことんやり続けるしつこさで、多領域にわたる表現活動を繰り広げるアートディレクター・浅葉克己の活動に迫る展覧会がギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催されている。
浅葉は1940年神奈川県生まれ。桑沢デザイン研究所リビングデザイン科基礎コースを経て、佐藤敬之輔タイポグラフィ研究所において文字設計を学んだタイポグラフィ制作の第一人者として知られている。また1975年に浅葉克己デザイン室を、1987年、東京タイプディレクターズクラブを設立。アートディレクターとして西武百貨店「おいしい生活」やアンディ・ウォーホルを起用したTDK「イマ人を刺激する」のほか、長野オリンピックや民主党、横浜美術館のロゴマーク制作をはじめ、数々の展覧会ディレクションも手掛けるなど、その才能を多岐にわたって発揮している。
今展は浅葉の活動の根幹を支えるタイポグラフィを主軸に、コラージュや掛け軸などの新作をはじめ、ポスターはもちろん、2008年の21_21 Design Sight「祈りの痕跡。」展で大々的に発表された日記のその後などを紹介し、2015年現在の浅葉克己を見せる。
【会期】2015年1月9日(金)~1月31日(土)
【会場】ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル) TEL 03-3571-5206
【休館】日曜・祝日
【開館】11:00~19:00(土曜は18:00まで)
【料金】無料
【関連リンク】ギンザ・グラフィック・ギャラリー
■ギャラリートーク
【日時】2015年1月23日(金) 18:30~20:00
【出演】浅葉克己×大日本タイポ組合
【会場】DNP銀座ビル3F
入場無料、先着70名
※要予約(ギンザ・グラフィック・ギャラリー公式サイトで受付)