崇仁地域に新たなムーブメント起こす
10年以内の近い将来、京都駅にほど近い「崇仁地域」に移転する京都市立芸術大学。その移転に先駆け、同地域および@KCUAにて「still moving」が「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」と同時期に開催される。
同展は京都市立芸術大学の「移動」を契機として、国内外のアーティストが集い、この地域に入っていく「第一歩」。多面的に社会が国際化し、個々の文化への意識はますます高まりを見せる中で、日常の様々な場面で越境・移動を実感せざるを得ない現代。優れた伝統を継承しながら常に新しい芸術文化を生み育んできた京都で、国際的な芸術文化都市とは何か、また大学と地域のあり方を探る今展を通して、まちの再生を余儀なくされているこの「崇仁地域」に何が起こるのかを、リアルタイムで提示する。
尚、会場構成は長坂常/スキーマ建築計画が担当。元・崇仁小学校の古い床を研磨し真新しい床の表面によって導線を浮かび上がらせるほか、地域内に点在する既存フェンスを加工し、パブリックファニチャーなどを構成する。
参加作家
石原友明崇仁ゼミ
井上明彦 + 二瓶晃
小山田徹
かげうつし展実行委員会(企画:林田新、参加アーティスト:小田原のどか、髙橋耕平、水木塁)
杉山雅之
高橋悟
田中和人+増本泰斗
谷中佑輔
久門剛史
ヘフナー / ザックス
RAD – Research for Architectural Domain -
【会期】2015年3月7日(土)~5月10日(日)
【会場】崇仁地域(元・崇仁小学校とその周辺)、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都市中京区御池押油小路町238-1)
【休場】月曜、祝日のとき翌日 ※崇仁地域は期間中の金・土・日・祝のみオープン
【開場】@KCUA=11:00〜19:00/元・崇仁小学校=12:00〜18:00 (入場はそれぞれ閉場30分前まで)
【料金】無料
【関連リンク】京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
■小山田徹「ウィークエンドカフェ」
【日時】3月7日(土)、14日(土)、21日(土)、28日(土)、4月4日(土)、11日(土)、18日(土)、25日(土)、5月2日(土)、9日(土) 12:00~ 終了時刻未定
【会場】崇仁地域屋外(高倉通塩小路通交差点の南東角)
崇仁地域の屋外に展覧会会期中の週末だけオープンするカフェ。参加自由。
■ヘフナー / ザックス「崇仁ガイドツアー」(予定)
【日時】3月8日(日)
【会場】崇仁地域屋外
地域のリサーチを元に作られた屋外作品を崇仁地域に展示するベルリン在住のアーティストユニットが周辺を巡りながら案内する。
■建畠晢退任記念展「POETRY / ART」オープニングイベント
【日時】3月7日(土) 17:00~19:00
【会場】京都市立芸術大学ギャラリー@ KCUA
京都市立芸術大学の学長でもあり美術批評家、詩人の建畠晢が退任記念展関連企画として文楽をテーマとしたイベントを行う。
■笹本晃「アーティストトーク」(予定)
【日時】3月21日(土・祝) 午後
【会場】京都市立芸術大学ギャラリー@ KCUA
PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭 2015 の参加作家で、堀川団地にて滞在制作とパフォーマンスを行った現代美術アーティストの笹本晃が自身の作品について語る。
■イナ&マット アニメーション制作ワークショップ ‘Moving Together’
【日時】3月28日(土) 11:00~12:00 / 14:00~15:00
【会場】崇仁地域屋外
※両回とも内容は同様
【講師】イナ&マット(デザイナー)
【モデレーター】スザンヌ・オクセナー(ロイドホテル創設者)、長坂常(スキーマ建築計画/本展会場構成担当)
【申込】要予約(詳細は2月中旬より公式サイトで発表)
■久門剛史×建畠晢 ポエトリーリーディングライブ「言葉と明滅」
【日時】4月26日(日) 17:00~17:30
【会場】元・崇仁小学校
音と現象によってサウンドインスタレーションを作り出す出展アーティストの久門剛史が、詩人の建畠晢とライブを行う。
■関連イベント Trans-it (トランジット)プログラム
PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭 2015 の出展アーティストが崇仁地域でアーティストトークやレクチャーなどを行い、still moving 展出展アーティストが PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭 2015の公式会場となる京都市美術館でグループレクチャーを行う、 アーティスト入れ替え型のプログラム。
※参加予定アーティスト:still moving 出展アーティスト、眞島竜男、笠原恵実子、ほか