世界中で愛されるルイス・キャロル著『不思議の国のアリス』、そして続編の『鏡の国のアリス』。銅版画家・山本容子(1952年埼玉県生まれ、京都市立芸術大学洋画専攻科修了)は、これら「ふたつのワンダーランド」を銅版画、油彩画、立体などの技法で約20年にわたって表現してきた。
今回の展覧会では、アリス・シリーズの銅版画と、近年取り組んでいる油彩画の計71点を紹介。多くの人が知る、奇妙で魅力的なアリスの世界が、作家らしい柔らかな線描と手彩色によって愛らしくコミカルに描かれる。
時代をこえて人々が愛し、楽しんできたアリスの世界を、「目」から味わいつくす贅沢な機会。物語に隠された謎解きも、あわせて楽しむことができるだろう。
なお、作家は本展覧会の会場である小松市立宮本三郎美術館で開催されるコンクール「宮本三郎記念デッサン大賞展」の審査員を第1回展よりつとめている。
【会期】 2015年3月21日(土・祝)~4月19日(日)
【会場】 小松市立宮本三郎美術館(石川県小松市小馬出町5) TEL0761-20-3600
【休館】 会期中無休
【開館】 9:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般500円 大学生200円 高校生以下無料
【関連リンク】 小松市立宮本三郎美術館
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■山本容子 アーティストギャラリートーク
【日時】 2015年3月21日(土・祝) 13:00~14:00
【会場】 小松市立宮本三郎美術館
【料金】 無料 ※要観覧券