「アーティストは、はっきりとした〈地平〉を持つべきです。そして、みずから切りひらく〈個の地平〉こそがアーティストの永遠の課題なのであります」と出品者一同が表明しているように、各々が、もう一度自らが立つ場所を確認し、それぞれの遥かなる地平=未来を見つめようという6回目を数える展覧会。国画会絵画部の中心となり活躍する有志が、国展出品作とは異なる意欲的大作・小品を発表する。
出品作家の11名は、安達博文(1952年富山県生まれ)、稲垣考二(1952年名古屋市生まれ)、井上悟(1931年東京生まれ)、大沼映夫(1933年東京生まれ)、佐々木豊(1935年名古屋市生まれ)、島田鮎子(1934年東京生まれ)、島田章三(1933年横須賀市生まれ)、城康夫(1943年京都府生まれ)、田代甚一郎(1943年久留米市生まれ)、津地威汎(1946年愛媛県生まれ)、増地保男(1942年大阪府生まれ)。
【会期】 8月22日(水)~28日(火)
【会場】 髙島屋東京店6階美術画廊(東京都中央区日本橋2-4-1)
☎03-3211-4111
【休廊】 無休 【開廊時間】 10:00~20:00(最終日のみ16:00まで)
【料金】 無料
【巡回】 8月29日(水)~9月4日(火)髙島屋京都店6階美術画廊、9月12日(水)~18日(火)髙島屋大阪店6階美術画廊、9月26日(水)~10月2日(火)ジェイアール名古屋タカシマヤ10階美術画廊
「新美術新聞」2012年8月21日号(第1288号)1面より