戦後美術の流れ辿る
今年開館20周年を迎えた東京都現代美術館は、戦後70年の節目にもあたる今年度の収蔵品展「MOTコレクション」で「戦後美術クローズアップ」と題した展示を7月18日より開催する。
同展は戦後美術の歴史や、作品の素材・表現に着目したもの。1階は、戦後美術の流れを軸にした通史的な展示となり、おおよそ制作年代順に展示される作品からは、当時の社会状況を読み取ることができる。また天井高のある3階では、古くから制作の素材である木と石、その現代の表現に焦点を当て、作品が開示する多彩な世界観を5つの部屋で展覧。特に、全長20mにおよぶ遠藤利克の《泉》は2001年以来14年ぶりの公開となり、注目を集めそうだ。
■展示予定作家
1階=石井茂雄、井上長三郎、大岩オスカール、香月泰男、桂ゆき、工藤哲巳、菅井汲、杉全直、
鶴岡政男、中原實、浜田知明、福島秀子、横尾忠則、米谷清和ほか
3階=荒木高子、石川直樹、遠藤利克、栗田宏一、蔡國強、土屋公雄、福田尚代、宮脇愛子、
森淳一、李禹煥、アグネス・マーティン、ガブリエル・オロスコ、バルトロメウス・トラウベックほか
【会期】2015年7月18日(土)~10月12日(月・祝)
【会場】東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)
【TEL】03-5777-8600
【休館】月曜日(7月20日、9月21日、10月12日は開館)、7月21日、9月24日
【開館】10:00~18:00(7~9月の金曜日は21:00まで、入場はそれぞれ閉館の30分前まで)
【料金】一般500円、大学・専門学校生400円、高校生・65歳以上250円、中学生以下無料
【関連リンク】東京都現代美術館