日本の建築界に多大な影響を及ぼした近代建築の巨匠、ル・コルビュジエ(1887~1965)と、その弟子として国内建築の発展に寄与した3人の弟子に焦点を当てた展覧会「ル・コルビュジエ×日本―国立西洋美術館を建てた3人の弟子を中心に」が国立近現代建築資料館で7月21日から開催される。
西洋建築の模倣から始まった日本の近現代建築はモダン・ムーブメントを受容する中で日本独自の発展をとげ、今日に至っている。その過程で重要な役割をしたのがル・コルビュジエだった。今展では日本の近現代建築において、ル・コルビュジエがどのように発見・受容され、展開したかを、パリのアトリエで学んだ3人の弟子たち(前川國男、坂倉準三、吉阪隆正)の活動を中心に探るとともに、日本におけるル・コルビュジエ唯一の実作であり2007年に国の重要文化財に指定された《国立西洋美術館》(1959)の建設経緯と建築の魅力を紹介する。
【会期】2015年7月21日(火)~11月8日(日)
【会場】国立近現代建築資料館(東京都文京区湯島4-6-15 湯島地方合同庁舎内)
【TEL】03-3812-3401
【休館】無休
【開館】10:00~16:30
【入館方法】
①湯島地方合同庁舎正面から=展覧会観覧者は事前の入館申込みが必要。
②都立旧岩崎邸庭園から(展示期間中のみ)=事前の入館申込みは不要。(※旧岩崎邸庭園からの入館となるため入園料400円(一般)が必要)
【関連リンク】国立近現代建築資料館