西武渋谷店では9月9日(水)より、「ラウル・デュフィ テキスタイルデザイン展」が開催される。
デュフィは19世紀末から20世紀前半にかけて活躍したフランス近代の画家で、アンリ・マティスに感銘を受けたフォーヴィスム(Fauvisme、野獣派)のひとり。「色彩の魔術師」と呼ばれるデュフィの作風は、海や花、馬やヴァイオリンなどをモチーフに、透明感のある色彩とリズム感のある線描により、独特な世界観を築いている。また絵画だけでなく、本の挿絵や舞台美術、テキスタイルデザイン、タペストリー、陶器の装飾など、数多くの作品を残していることでも知られる。
20世紀初頭、ポール・ポワレがパリで、コルセットを使わない斬新なドレスを発表したのをきっかけに、シンプルなシルエットのモードが広まり始め、テキスタイルデザインが注目されるようになった。そんな中、ラウルはポワレと出会い、鮮やかな色彩や大胆なモチーフ、グラフィカルなデザインを開花させる。今展では、1930年代に大流行した「デュフィ柄」と呼ばれる花柄モチーフを始め、世界の有名デザイナーが手掛けたドレスなども紹介。ウル・デュフィがデザインした数千点のテキスタイルの中から、約100点が展覧される。
【会期】2015年9月9日(水)~23日(水・祝)
【会場】西武渋谷店 A館7階 特設会場(東京都渋谷区宇田川町21-1)
【TEL】03-3462-0111
【休廊】無休 ※最終日は17時閉場。入場は閉場時間の30分前まで。
【料金】500円(高校生以下無料)
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