横浜美術館は2016年1月30日(土)から4月3日(日)まで、現代日本を代表するアーティスト、村上隆の現代美術を中心とするコレクションを初めて大規模に紹介する展覧会「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」を開催する。
六本木の森美術館で国内14年ぶりとなる大規模個展「村上隆の五百羅漢図」(~2016年3月6日) を開催するなど、今最も多くの注目を集める村上隆だが、アーティスト活動の一方でキュレーター、ギャラリスト、プロデューサーなど多岐にわたる活動も展開してきたことでも知られている。特に近年は独自の眼と美意識で国内外の様々な美術品を積極的に蒐集し続けており、そのコレクションはなんと約5,000点以上。現代美術を中心に日本をはじめとするアジアの骨董やヨーロッパのアンティーク、現代陶芸や民俗資料にまで及んでいる。
今展では既存の基準やヒエラルキーを超えて、独自の美意識と価値観で選ばれた作品・オブジェ群の一部約400点を、地域や流派といった既存のカテゴリーをとりはらい、感覚的あるいは機械的に並列することで「スーパーフラット・コレクション」の意味について考察。アンゼルム・キーファー、奈良美智、曾我蕭白、白隠慧鶴、ヘンリー・ダーガー、アンディ・ウォーホル、荒木経惟、マーク・グロッチャン、ダミアン・ハースト、川俣正、竹内公太など洋の東西を超えたコレクションを「彫刻の庭」「日本・用・美」「村上隆の脳内世界」「スタディルーム&ファクトリー」「1950-2015」といった構成で紹介する。(構成案は2015年12月現在のもの。出品作家・作品は変更の場合あり)
【会期】2016年1月30日(土)~4月3日(日)
【会場】横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)
【TEL】045-221-0300
【休館】木曜(2016年2月11日(木・祝)は開館)
【開館】10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】一般1,500円、大学・高校生900円、中学生400円、小学生以下無料、65歳以上1,400円
【関連リンク】村上隆のスーパーフラット・コレクション展公式サイト