【新居浜市美術館】新居浜の美術〈昨日・今日・明日Ⅲ〉− 光風会を中心に−

2016年05月20日 10:10 カテゴリ:光風会

 

寺坂公雄《武蔵野悠林》1973年 新居浜市美術館蔵

寺坂公雄《武蔵野悠林》1973年 新居浜市美術館蔵

 

新居浜市の近現代美術史の中で、住友の支援を得た黒田清輝や父が四阪島製錬所初代所長だった中村研一は、その主要人物として位置づけされているが、日本の近現代美術史においては、日本近現代洋画における主要団体のひとつである「光風会」の創設から発展を支えたことも、彼らの業績のひとつに挙げられている。

 

新居浜、愛媛で現在約20名の会員・会友が所属している「光風会」。今展では同会を通した新居浜美術の傾向を探る。展示は2部で構成され、第1部では「光風会100年の歴史を探る」とし、創設者の黒田清輝、創立会員である杉浦非水などから現代を代表する作家まで88点を展覧。第2部では「光風会 瀬戸内沿岸の会員秀作展」として、光風会愛媛・広島・岡山支部に所属する会員・会友計58名の作品を紹介する。

 

なお5月21日(土)14:30~16:00には「光風会をふり返る」と題した対談を開催。寺坂公雄(光風会理事長)と冨田章(東京ステーションギャラリー館長)が登壇する。会場はあかがねミュージアム多目的ホールで定員は200名。先着順で申込みは不要。

 

小磯良平《横臥裸婦》1935年 兵庫県立美術館蔵

小磯良平《横臥裸婦》1935年 兵庫県立美術館蔵

 

(左)中村研一《坐像》1957年 小金井市立はけの森美術館蔵
(右)杉浦非水《光風会洋画図案展覧会》1912年 愛媛県美術館蔵

 

【会期】2016年4月29日(金・祝)~6月12日(日)

【会場】新居浜市美術館(あかがねミュージアム2階) (愛媛県新居浜市坂井町2-8-1)

【TEL】0897-31-0305

【休館】月曜

【開館】9:30~17:00

【料金】一般300円 65歳以上200円 大学生以下無料

【関連リンク】あかがねミュージアム

 

 


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