輝くような色彩と、感情が直截に伝わるような筆致から、フランス・プロブァンスの風景やひまわりなどを描き評価をうける画家・山内大介(1981年三重県生まれ、白日会会員)。この5月に開催される渋谷・東急本店を皮切りに、6月の大阪・あべのハルカス近鉄本店、10月の松坂屋名古屋店とすべて新作による個展が相次いで開催される。
山内は2007年に名古屋芸術大学大学院を修了。10年に第86回白日会展でアートもりもと賞、13年に第48回昭和会展東京海上日動賞など受賞を重ね、精力的な個展開催とともに活躍の場を広げてきた。
フランスでの取材をもとにした風景画が代表的な作風であるが、近年はオーケストラの演奏を取材し、「音楽」を主題ともするシリーズの発表もつづく。掲出の「コンチェルト」は第92回白日会展に出品され、独特な輝きを放った佳作。対象と真摯に向きあう写実の精神を軸にしながら、自由な画面処理を試みるなど、意欲的な展開を見せている。
渋谷・東急本店には新作約30点の出品を予定。続く6月のあべのハルカス近鉄本店には新作約40点、10月の松坂屋名古屋店には新作約20点の出品を予定している。
【会期】 2016年5月26日(木)~6月1日(水)
【会場】 渋谷・東急本店8階美術画廊(東京都渋谷区道玄坂2―24―1) TEL03―3477―3111
【休廊】 会期中無休
【開廊】 10:00~19:00(最終日のみ17:00まで)
【料金】 無料
【関連リンク】 山内大介オフィシャルサイト
【関連展示】
「山内大介~ミストラル~」
2016年6月8日(水)~14日(火) あべのハルカス近鉄本店タワー館11階アートギャラリー
※新作約40点を出品予定
「山内大介 油彩展」
2016年10月19日(水)~10月25日(火) 松坂屋名古屋店本館8階美術画廊
※新作約20点を出品予定