くらしの原点に立ちかえり、未来へ進むヒントをみつける工房として、人々の生活に身近なものやことを新たな視点からとらえた意欲的な展示を行ってきた「無印良品」有楽町店2FのATELIER MUJI。

同スペースにて6月30日より開催される「無印良品と明和電機をくらべた展」は、無印良品と芸術ユニット「明和電機」の、同じ機能をもつ製品を比較展示することで、明和電機の“ナンセンス（超常識）”の構造を無印良品という“標準”をもとに読み解くとともに、日本人の道具に対する感性を考察するという試み。

古来より道具を用いることで生活を利便化し、今日に至る文明を形作ってきた人類。私たちは現代において日々、様々な道具に囲まれて生きているが、その道具はだれがどうやって考え、どのようにつくり、そしてどんな人が使っているのか。「わけあって、安い」をキャッチフレーズに、実質本位のものづくりを続けてきた無印良品と、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで、「魚器（NAKI）シリーズ」や「ボイスメカニクスシリーズ」など様々なナンセンスマシーンを開発する土佐信道の明和電機。“標準”と“ナンセンス”のはざま、私たちがふだん見過ごしている何気ないところに、新しい世界が潜んでいることを気づかせてくれる展覧会となるだろう。

なお同展イベントに関しては後日、公式サイトに詳細が発表される。

【展覧会】無印良品 と 明和電機をくらべた展 ナンセンス計測のこころみ

【会期】2017年6月30日(金)～8月27日(日)

【会場】ATELIER MUJI（東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町 無印良品 有楽町2F）

【TEL】03-3400-0875

【営業時間】10:00～21:00

【休場】不定期 ※店舗休館に準じる

【料金】無料

【関連リンク】明和電機オフィシャルサイト