ドイツ・デュッセルドルフ在住の画家・猪飼節子の個展が1年ぶりに東京で開かれる。猪飼は、心象風景を描いた「原風景」シリーズを追求する中で、より人と作品の間で生まれる響きあいを大切にするようになってきたという。その思いと呼応するように、画面上の色彩は深度を増している。このほか、小説家・多和田葉子と共作した銅版画集『うまぐり』の作品などもあわせ、全部で約30点を展覧。本展後、飛騨高山にある北欧デザイナー、フィン・ユールの邸宅にて作品が展示される(2012年11月24日(土)~12月9日(日)、☎0577-34-6395)。
【会期】 2012年11月5日(月)~17日(土)
【会場】 椿近代画廊(東京都中央区日本橋室町1-12−15テラサキ第2ビル地下1階)
☎03-3275-0861 【開廊時間】 11:00~18:30
【休廊】 日曜 【料金】 無料
【関連リンク】 椿近代画廊
「新美術新聞」2012年11月1日号(第1295号)4面より