現代アートのイベント「龍野アートプロジェクト2012『刻の記憶 Arts and Memories』」(代表:淺井良昭)が、11月16日(金)から25日(日)まで開催される。
昨年秋に始まった同イベントは、兵庫県たつの市に残る醤油蔵や伝統的建造物の再生・活用して現代美術展を開催するという趣旨で行われるもので、主に地域振興と国際交流を図ることを目的とする。2回目となる今回は、招待作家として、松谷武判(1937年生まれ)、山口敏郎(1956年生まれ)、今村遼佑(1982年生まれ)の作品を展示。出品作家として、角野広輔、佐藤文香、芝田知佳、またフランスのル・アーヴル/ルーアンデザイン美術学校生から犬丸暁、ジェレミー アンドレ、マリー ヴァルトが参加する。芸術監督は、加須屋明子(京都市立芸術大学准教授)が務める。会期中は作家によるパフォーマンスやワークショップ、アーティストトークが開かれるほか、アートドキュメンタリー映画の上映などを行う。
会場はうすくち龍野醤油資料館・周辺の醤油蔵・別館、たつの市立龍野歴史文化資料館。開館時間は10:00から16:00まで。11月19日(月)休館。一般300円、大学生以下150円(会期中有効のパスポート制)。プログラムの詳細は公式サイトまで。
「新美術新聞」2012年11月1日号(第1295号)3面より