【受賞】 第24回 倫雅美術奨励賞

2012年11月22日 19:05 カテゴリ:最新のニュース

 

平成元年7月に創設され、美術史研究や美術評論の分野で顕著な成果をあげた研究者らを顕彰する「倫雅美術奨励賞」(主催=公益信託倫雅美術奨励基金、内山武夫・運営委員長)の第24回受賞者2氏が決まり、発表された。

 

今回は、美術評論・美術史研究の各分野で活躍中の関係者から推薦を受けた53件の中から基金運営委員会で審議、選考した結果、美術史研究部門で「脱ぐ絵画 日本のヌード 1880‐1945年」展の企画およびカタログ中の論文(東京国立近代美術館)を担当した蔵屋美香氏、美術評論部門では「石子順造的世界 美術発・マンガ経由・キッチュ行」展の企画及びカタログの論文(府中市美術館)を担当した成相肇氏が受賞した。

 

倫雅賞の選考対象は、概ね2年間にわが国で発表された優れた美術評論、美術史研究、展覧会の企画(カタログ等含む)、年齢はその年の12月1日現在で原則55歳未満の者。なお、同賞を贈呈する顕呈式が12月12日、ホテルニューオータニで開かれる。

 

 

<美術史研究部門>

 

「ぬぐ絵画 日本のヌード 1980-1945 」展の企画及びカタログ中の論文(東京国立近代美術館)

 

 

蔵谷美香

千葉県出身。1992年千葉大学大学院修了。1993年より東京国立近代美術館に勤務。2008年より同館美術課長。

 

 

<美術評論部門>

 

「石子順造的世界 美術発・マンガ経由・キッチュ行 」展の企画及びカタログ中の論文(府中市美術館)

 

 

成相肇

1979年島根県生まれ。2001年一橋大学商学部経営学科卒業。2003年一橋大学大学院言語社会研究科修了。2005年4月~2012年3月府中市美術館学芸員。2012年4月より東京ステーションギャラリー学芸員。

 

 

「新美術新聞」2012年12月1日号(第1298号)3面より


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