日本陶芸美術協会(会長・酒井田柿右衛門)が主催する新たな公募展「陶美展」の開催が発表された。
「伝承から創造へ」と題された今展は、陶芸の新たな才能の発掘を目指し、公募されるものである。会長の酒井田氏は「いつしか生まれた常識やタブーを再点検することも、新たな表現への道を拓く方法であり、本展覧会が『今現在』に真摯に向き合う作家と作品が競う場となることを願う」と言葉を寄せる。
応募作品は自作の新作のみ、一人3点まで。出品料は1点につき1万円。受賞または入選し、規定を満たす際には会員に推挙される。また、最優秀賞1点(副賞30万円)のほか、優秀賞3点、奨励賞(若干名)などが贈られる。
審査員は全9名。陶芸家の酒井田柿右衛門、吉田美統、伊勢﨑淳、井上萬二、加藤孝造、中島宏の6氏、評論家から乾由明、金子賢治、外舘和子の3氏がつとめる。
入選作は2013年5月1日(水)から7日(火)まで、日本橋髙島屋6階美術フロアにて展示される。
募集要項、申込用紙は陶美展ホームページ(http://toubiten.jp/)からダウンロードが可能。申込締切は2013年2月11日(月)。直接搬入は2月19日(火)に谷中田美術(東京都文京区)となる。
【問合せ】 陶美展事務局(〒110―0012東京都台東区竜泉1―31―7東京竜泉窯内)
☎03―3873―6501
「新美術新聞」2012年11月21日号(第1297号)3面より