【百貨店】 阪急うめだ本店グランドオープン―美術フロアも充実

2012年11月30日 17:07 カテゴリ:最新のニュース

 

7階に美術サロン、9階に有料ギャラリー

 

 

「半弓会」展でオープンした7階美術画廊

11月21日、大阪・阪急うめだ本店がグランドオープンした。

 

7階には美術サロンが新たにオープン、絵画、陶芸、工芸作家による展覧会を週替わりで開催する「美術画廊」(2室122坪)、日本の四季や歳時記を楽しむ「茶道具・床飾品」、阪急の伝統を受け継いできた「古美術ギャラリー」が揃った。

 

美術画廊のオープニングは、昭和13年から継続してきた「半弓会」展(11月21日(水)~12月4日(火))。阪急百貨店創始者・小林一三の呼びかけで始まった歴史ある展覧会。〝今まさに矢を放とうとする弓の形〟のイメージから名付けられ、時代を象徴する勢いのある作家を阪急が発信するという意味が込められている。現代日本画檀の最高峰の最新作が展観できる。出品作家は、日本画:岩倉壽、上村淳之、竹内浩一、田渕俊夫、土屋禮一、中路融人、濱田昇児、松尾敏男、洋画:青木敏郎、大沼映夫、奥谷博、絹谷幸二、小杉小二郎、島田章三、中根寛、中山忠彦、森本草介。

 

9階阪急うめだギャラリーの杮落とし第1弾は、国内外で注目の現代作家・名和晃平の個展「Kohei Nawa‐TRANS-SANDWICH」(11月21日(水)~12月9日(日)、一般1000円)。その後は「ホキ美術館名品展」(12月12日(水)~30日(日)、一般800円)と続く。

 

【関連リンク】 阪急うめだ本店

 

「新美術新聞」2012年12月1日号(第1298号)3面より

 


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